こんなときに
システム業者が多すぎて、誰が何をしているか分からない
サーバー、基幹システム、ネットワーク、会計、複合機。気づけば6社も7社も関わっていて、役割も契約も誰も全体を把握していない。
よくある状況
サーバーはA社、基幹システムはB社、ネットワークはC社、会計ソフトはD社、複合機とプリンタはE社。そのほかに、昔からの付き合いで何かをやってくれている会社がもう1〜2社。
ひとつひとつは、そのときどきの必要に応じて入ってきた会社です。誰かが悪いわけではありません。ただ、気づけば全体を把握している人が社内に誰もいなくなっています。
何か不具合が起きると、まずどこに電話すればいいかから迷います。A社に聞くと「それはB社の範囲です」と言われ、B社に聞くと「うちのシステムの問題ではない」と返ってくる。
そして、システムを入れ替えようという話になったとき、こういう会話になります。
「今の業者に、まとめて相談すればいいんじゃないか」
ここが分岐点です。
そのまま進めると起きること
今の業者は、今の構成を前提に提案してきます。それは当然のことで、自社が担当している範囲を守る提案になります。他社の担当範囲まで含めて「ここは要らなくなります」とは、なかなか言ってくれません。
その結果、新しいシステムが入ったのに、古い契約はそのまま残る。使っていない保守契約に毎月費用を払い続けている。こういうことが本当によく起きています。
もうひとつ、根の深い問題があります。
業者に任せきりだった期間が長いほど、社内に「自分たちの業務がどう動いているか」を説明できる人がいなくなっています。前回のシステム導入で「ベンダーの言うとおりにしたら、使いづらいものができた」という経験をお持ちの会社は、たいていここに原因があります。要件を出す側に、自社の中身を語る言葉がなかったのです。
業者を整理することと、自分たちの業務を自分たちの言葉で語れるようになることは、同じ作業の表と裏です。
私がお手伝いすること
まず、関わっている業者を一覧にします。
会社名、担当している範囲、契約の種類(保守・リース・ライセンス・スポット)、月々の費用、更新時期、社内の窓口。この一枚を作るだけで、「これは何のために払っているんだっけ」という項目が、たいてい2〜3つ出てきます。
次に、その一覧を「残す・見直す・やめる」に仕分けます。ここで判断するのは御社です。私は、それぞれの業者が担っている役割を技術の言葉から業務の言葉に翻訳して、判断できる状態を作ります。
そのうえで、システムの入れ替えを検討されている場合は、次期システムに何を求めるかの整理(RFPの作り方、基幹システムの入れ替え)へ進みます。業者の整理が先にできていると、ベンダーに「何を残し、何をやめる前提か」を明確に伝えられるので、提案の精度がまるで違います。
特定のベンダーやツールと販売関係にないので、発注する側の立場で動きます。今の業者に「もう要らない」と伝える場面でも、御社の側に立ちます。
業者の整理は、社内の意思をまとめる練習になります
「今度こそベンダー任せにせず、ある程度社内で意思をまとめてから動きたい」。このご相談は本当に多いです。
業者一覧を作る作業は、そのいちばん最初の一歩として、ちょうどいい大きさです。全社の業務フローを描くほど重くはなく、それでいて、経理・営業・現場が「うちはこう動いている」を持ち寄らないと完成しません。
この一枚ができたころには、社内で「システムの話」ができる人が、少し増えています。
このページを書いているのは 中山幸子(スマートプラス株式会社)です。
ほかの場面
- RFPを作りたい
RFPを作る必要が出てきた。ひな形は拾えるが、自社の中身をどう埋めればいいか分からない。
- ベンダーの提案が比較できない
提案書が3社分そろった。金額も構成もバラバラで、どれが自社に合うのか判断できない。
- 顧客管理ツールを選びたい
顧客情報がExcelや名刺、担当者の頭の中に散らばっている。そろそろツールを入れたい。
- 会員管理システムを刷新することになった
会費の管理、研修の申込、名簿、委員会。ひとつのシステムに載っている業務が多すぎて、どこから手をつけるか決まらない。
- 基幹システムを入れ替えることになった
サポート終了が決まった。動いてはいるが限界が見えている。ただ、何から始めればいいか分からない。
- 営業が属人化していて見えない
誰がどの案件をどこまで進めているのか、月末にならないと分からない。担当者が辞めると、顧客ごといなくなる。
- 1社依存から抜け出したい
切られたら会社が終わる、という自覚はある。でも新規開拓なんてやったことがない。何から手をつけていいか分からない。
- サイトを更新したいが中身が決まらない
サイトが古いので作り直したい。ただ、制作会社に頼もうにも、何を載せたいのかが自分たちでも決まっていない。
- リードが商談につながらない
名刺もリストも溜まっている。メールも送っている。それなのに、そこから商談が生まれてこない。
- メール配信の成果が見えない
メールマガジンを配信しているが、仕事につながっている実感がない。続けるべきかどうかも判断できない。
- 顧客データが分散している
同じ会社がCRMに何件も登録されている。名刺管理と請求システムにも同じ顧客がいて、どれが正しいのか誰も分からない。
- 外部の専門家の必要性を社長に説明したい
現場は限界だと分かっている。でも社長は「今の業者に任せておけば大丈夫」。何をどう説明すれば伝わるのかが分からない。
まずは一度、話してみませんか
「何から手をつければいいか分からない」の段階でかまいません。現状をうかがって、優先順位を整理するところからご一緒します。初回のご相談に費用はいただいていません。