本音でタグ付けされたブログ

業務改善は“本音”から始まる──SECIモデルに学ぶ、知識が生まれる職場の作り方
「仕組みは整えたはずなのに、なぜ現場は動かないのか?」 多くの中小企業の経営者が抱えるこの悩み。そこには、“目に見えない声”の存在があります。 経営学者・野中郁次郎氏が提唱した「SECIモデル」では、知識は単なる情報ではなく、人の感情や経験、つまり“本音”から生まれるとされています。 スマートプラスでは、この知識創造のプロセスを、業務改善やCRM導入の支援に取り入れています。今回は、SECIモデルとスマートプラスの実践がどうリンクするのかをご紹介します。
顧客管理ツールが浸透しない理由──“理念とのズレ”が現場を止める

顧客管理ツール(CRM)を導入したのに、社内で活用されない――。
そんな経営者の声を、私はこれまで何度も聞いてきました。

多くの会社が「操作方法」や「機能面」にばかり注目してしまい、
そもそもなぜ顧客情報を管理するのか?という“目的”が現場に伝わっていないのです。

使い方ではなく、「何のために使うのか」。
その本質が浸透していなければ、いくら高機能なツールを入れても意味がありません。

実は、顧客管理は“理念”を社内に浸透させるための「仕組み」にもなり得るのです。


仕組みだけの組織改革は限界がある ──本音を引き出す“外の力”の必要性

組織改革に取り組む企業は増加していますが、その成功率は依然として低い水準にとどまっています。

マッキンゼーの調査によれば、企業変革の成功率は平均で30%に過ぎず、デジタル変革に至っては16%にまで落ち込んでいます。(参照元: McKinsey & Company 日本企業がアジャイルを活用して組織変革を成功させるには


また、PwCの2024年の調査では、日本企業が取り組む全社的なDXに関して、「十分な成果が出ている」と答える企業は約9.2%にとどまっています。 (参照元:日本企業のDX推進実態調査2024

これらのデータは、仕組みや制度だけに頼った改革が、持続的な...

「理念」と「本音」が交わるとき、組織は動き出す。

こんにちは。
スマートプラス株式会社の中山幸子です。

このブログでは、日々の仕事を通して見えてくる
「個性を活かした組織づくり」や「本音と仕組みをつなぐヒント」を
少しずつ言葉にしていきたいと思っています。

記念すべき第一回のテーマは――
「企業において“本音”を出せることは、なぜこんなにも大切なのか」
という話です

私はこれまで多くの企業の方とお話してきました。
なかには、すばらしい理念を掲げているのに、社内ではその理念が
まったくと言っていいほど浸透していないところもあります。


なぜか。


私はそこに、“本音”の欠如があると感じています。

たとえばこんな場面。

・社員:「正直、うちの理念って絵空事に聞こえ...